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働くお父さんやお母さんの姿を子ども達へ

 私の実家は先祖代々続く農家です。両親はいつも仕事でほとんどどこへも連れて行ってもらえず、家にいてもつまらないので一緒に畑へ行って木陰で宿題をしたり、おやつを食べたり、そして鍬やスコップを持ち出して穴を掘ったりして過ごしていました。そうしていると、自然と親の働きぶりが目に入ってきて、「農作業って大変だなぁ・・・」って思ったり、「へぇ~、こんなふうにやるんだぁ・・・。」って感心したり。それが当たり前だと思って大きくなりました。

 

 今日は、小学校へ迎えに行った帰りに、保護者の方が経営するお花屋さんに寄って代金を支払ってきました。

一緒に行った子ども達は、お店に入ると周囲をキョロキョロしながら物珍しそうに店内を眺めていました。

 

 子ども達との会話でお父さんやお母さんの仕事のことについて話すことがありますが、「どこの会社に勤めているのか?」分からない子が多いです。また、会社名は知っていても、「そこでどんな仕事をしているのか?」を理解している子はほとんどいません。職場に行くことがなかなか無いでしょうから当然と言えば当然ですが・・・。忙しいとは思いますが、お仕事の話をしてもらえたらきっと子ども達は興味をもって聞いてくれると思います。

 

 子ども達は、「必ず迎えに来てもらえる」と信じてJoy seedで過ごしています。でも、お迎え時間が遅くなるとつい不安になってソワソワしてきます。でも、お父さんやお母さんの仕事のことが分かっていたら、子ども達はそんなに心配せずに待つことができるのです。

 

 以前、総合病院に勤務する子ども達の学童保育にいた時のこと、子ども達と手術室やNICU、救急救命センター等を回りながらそこで働くお父さんやお母さんに会ってきたことがあります。そこには、学童にお迎えに来る姿とは全く違った働くお父さんやお母さんの様子が見られました。